ご注意
*ザックラ同室設定、相性最悪のルームメイトです。ザックスがクラウドにメロメロ〜!な、いつものノリはありません。
*ちょっとだけセフィクラ。
*露骨な性描写あり(予定)。18才以上の方の閲覧推奨。




LIAR.7 オマエの涙に興味はない。



長年培ってきた生活習慣、趣味趣向、それに価値観。
そういうのを変えるっていうのは、そう容易いことじゃない。

たとえば「朝の目玉焼き」、俺はソース派だ。「卵焼き」なら、しょっぱい味付け派。
そういった俺が18年間貫き通してきたポリシーが、ここ一週間のうちに180度変化した。
目玉焼きは、醤油派へ。卵焼きは、甘い味付け派へ。
つまりそう、一緒に食事をしているクラウドに、俺のポリシーはいとも容易く変えられてしまったのだ。

今だって、そう。
ソファの上でクラウドがもくもくと食べている「きのこの村」、それは俺が購買で買ってきた菓子だ。
きのこたけのこ論争が激化する昨今、俺は断然「たけのこの町」党だと自負してきたのに、今やきのこ一択――
クラウドが喜んでくれるなら、たけのこ党を裏切ることなど造作もない。

「あ、ニュースの時間だ。」
クラウドがチャンネルを変える。
本当はこれから、最近気に入っている巨乳アイドルが司会のバラエティ番組が見たかったんだけど。
今はおっぱいの谷間よりも、クラウドのシャツから覗く鎖骨の方を見ていたい気分だから、文句はいわない。

自然をテーマにしたドキュメンタリー映画を見て、きのこの村を食って、18時のニュースを見て。
クラウドの視線は、俺とはいっさい混じらない。
ニュースが終われば、どうせ昨日読んでいた小難しい本の続きに夢中になるんだろう。
なんで、俺のほう見ないの?
同じソファに座って、ぴったり体をくっつけていて、クラウドの髪に顔おしつけてもふもふしてみても、彼は俺の方に欠片も関心を示さない。
なんだよ、意識してるの俺だけかよ。



―――俺のこと、好きだって言ったくせに!



「…ザックス。」
「あ?」
「そんな、くっつかれると。さすがに恥ずかしいんだけど。」

へ?恥ずかしい?クラウドの表情は、まるきり変わっていない。変わっていないけれど――
「オマエでも、恥ずかしいとか思うわけ?」
「……なにそれ、どういう意味。」
「風呂入るときも前隠さねえし、便所入っても俺の後臭いとか遠慮ねえし、それにこうやって、」
ちゅ、とその愛らしい唇に触れるだけのキスをしてみた。すぐに離したけれど、なんかめちゃくちゃ甘い味がする。
こいつが食ってるチョコレート菓子のせいかな。

「…こうやってキスしても、なんともない顔してるし。」

クラウドは恐ろしく長い睫毛を二、三回瞬かせたけれど、それだけで。動揺している素振りもない。
もしかしてこいつ、キスなんて慣れてるのか?俺のこと好きだって言ったのも、なんかの罰ゲームなのか?
それとも前にあいつのプリンを俺が食ったの、まだ恨んでいて…俺に復讐するための罠?!
いやまてよ、それかあの時食ったバニラアイスか。あいつの母ちゃんから送られてきたっていう苺大福か。
俺は今、馬鹿みたいにクラウドの唇の気持ちよさに浮かれてるのに――

はあ、とクラウドが呆れたように大きくため息をついた。そのため息の香りさえ甘いとか、どんだけ。
「鉄面皮とか、能面とか、まあ確かによく言われるけど。無表情なのは生まれつきだから、治しようがないし、」
「能面?氷の女王様とかなら聞いたことあるけど、それはひでえな。」
「けど、俺だって、何も感じないわけじゃない。」
「え、」
美しすぎる均衡のとれた顔は、たしかに喜びや怒りで綻びたり歪んだりすることはない。
だけど、よく見ると変化はあるのだ。
たとえばほら、白い彼の耳が、うっすら桃色に色づいていって――まるで光に透ける桜貝みたいになって。


「キス、するのなんて…初めてなんだから。何も思わないわけないだろ…っ」


ああ、神様!
これがこいつのファーストキスだったなんて!
それを知っていれば、もっとムードのあるシチュエーションに持ち込んでキスしてあげたのに。

今まで付き合ってきた女の子相手に、そんな考えを抱いたことなんかなかった。
キスはただ、エッチする前にお許しをもらうだけの、それだけの「手段」だった。
触れるだけのキスなんて、そんな意味のないこと。たぶん、したことなかった気がする。
そう考えると、たぶん今のキスは俺にとっても「初めて」だったんだ。


キスをしたいと思ってしたキスは、生まれて初めてだったから。


「…へえ、クラウド、ファーストキスだったんだ。どうだった?」
たった掠めただけ、その程度のキスでどうもこうもないだろう。
舌をいれたり唇を食んだりすれば、気持ちいいとかよくないとかあるだろうけど。
でも、それでも。俺の心臓が跳ねたぐらいには、クラウドも何か感じてくれていたらいいのになって思う。
俺だけがこんなに浮かれているのって、なんかアンフェアじゃん?ずるいっての!
けど、クラウドの返事は俺の期待していたものじゃなくて。むしろ、期待をはるかに超越するような―――



「ザックスが、からかってるわけじゃないなら。…もう、死んでもいいかな。」



あまりに潔い、ストレートで、けれどいじらしい告白。
その言葉は、俺の心臓をわしづかんだ。いや、たぶん、握りつぶしやがったなこの野郎。
俺の体内に血が勢いよく廻って、ぐるぐるぐるぐると駆け巡る。
頭のてっぺんから、足のつま先まで、全身全霊で本能が叫んでいる。



これは恋だ、と。



本当ならば、世界一とびきりなキスを、この子にしてあげたい。
恋愛映画を見ながら、振り向きざまにキスとか。
テラスで毛布かぶって、星を見ながらキスとか。
海までドライブして、波打ち際で戯れながらキスとか。
「んっ!んんん…っ」
だけどその前に、今はただチョコレート味の唇が欲しくて。我武者羅になって唇を重ねた。







*******


「ひゅー!お熱いねえ!」
「あっザックスてめ!氷の女王様射止めたっての、マジだったのかよ!」
「巨乳のドーラちゃんはもういいのか?だったら俺に紹介してくれよ!」
「ぶつぶつ…てめえなんか非モテの呪いにかかって、インポになりやがれ…ぶつぶつ…イケメン滅びろぶつぶつ…」

女枯れした軍内ってのは、男の嫉妬が見苦しい。というかむさくるしい。
クラウドとちょっと廊下を歩いたぐらいで、妬み嫉みや野次罵倒、あげくのはてに呪詛までかけられるわで本当大変だ。
まあ、麗しき氷の女王様と名高いクラウド(3ケタにのぼる男の告白を『興味ないね』の一言で斬り捨て続けてきたという伝説がある)の手をひいて、 しかも仲良く夕飯の買い物をしてきた帰りだっていうんだから。
俺を羨ましがる野郎どもの気持ちもわかる。

しかもクラウドは、「ザックス、歩くのはやい」とかいって可愛く膨れっ面するし。
それをごめんごめんとご機嫌とるように髪の毛にキスを落とすと「そういうのは部屋でしろよ!」と俺の脚を蹴ってくる。
その後で、「荷物重いだろ?俺も持つよ。」って高飛車な女の子にはまずない気遣いをしてくれる。

このツンツンツンデレ具合が絶妙だ。たまらん!
…と、すっかり鼻の下をのばしていた。その時だった。






「――クラウド。」






大きいわけじゃないのに、奇妙なほど存在感のある声。
呼ばれたクラウドはしゃんと背筋を伸ばし、手錠で繋がれていない方の手で教本通りの美しい敬礼をした。

「あ?セフィロス?」
「ザックス、お前はこの一般兵から敬礼の仕方を教わったらどうだ。」
「仕事を家庭に持ち込まない主義なんだよ、俺は。今はプライベート中。」
「お前に与えているのは休暇ではない、謹慎だ。」
「そうなの?まあ似たようなもんじゃん。」

そうは言っても、任務中だってセフィロス相手に敬礼などしたことがないし、それを咎められたこともない。
セフィロス自体軍組織の「ピラミッド社会」には、全く興味がないようだった。

「クラウド、」
セフィロスは最初呼びかけたときのように、俺ではなく隣にいる彼の名を呼んだ。
普段のセフィロスよりも、その声はどこか優しい。穏やかな口調だった。

「不便をかけてすまないな。この落ち着きのない子犬を鎖で繋いでおくのは、なかなか大変だっただろう。」
「そ、そんな…。もともと騒ぎを起こしたのは自分の責任ですので、」
「発情犬に噛みつかれただけだろう、災難だったな。」
「おい、俺のことかよそれ!」

トラックでのいざこざは、たしかに俺も大いに悪かったと思う。
すでに原因が思い出せないけど、そもそも腕力でクラウドを抑えようとしたこと自体が男として最低だ。
でも、セフィロスの髪が炎上したのは俺のせいじゃない。クラウドの放った魔法の仕業だ。
セフィロスがクラウドを責めるのは勿論やめてほしいけど、だからといって俺だけ悪者扱い、しかも発情犬扱いってのは酷くないか。
まあクラウドが庇ってくれてるからいいけどさ。
普段口は悪くても、こういう時にやっぱりクラウドは優しいやつなんだなってわかる。



「そこでだ、クラウド。――今夜空いているか?」



「え?」
「はあ?!」
何を聞かれたのか理解できないと、クラウドの表情は酷く戸惑っている。それはそうだ。
だってこれじゃまるで、セフィロスがクラウドを食事にでも誘おうとしているみたいじゃないか。
「詫びに、おまえを食事に誘いたいんだが。」
ってみたいじゃなくて、まじでそうだった。なんで?なんでなんで?

「え、っと、その…」「残念だけど!」
クラウドが返事をするより前に、俺が答える。
「クラウドは俺と、今夜すき焼きするんだよ。日を改めてくれる。」
まるで横槍してるみたいで情けない気持ちにもなったけど。クラウドの安堵した表情を見て、間違ってなかったと知る。


「お前には聞いていない。」
「こいつの顔見ればわかんだろ。こわ〜い上司とお高くとまってるフレンチレストランに行くより、俺とすきやき鍋をつついた方がいいって思ってんだよ。」
「どうかな。」
「なんだってんだよ、」
セフィロスはクラウドの髪を、そっと耳にかけてみせた。気安く触るな、そうあいつの手を叩こうとしたとき、



「そうだな、今夜おまえが来たなら、その腕輪を外してやろう。」



悪魔のような宣言だ。
「おい、ふざけんなよ。このマテリアは一週間たてば解除するって約束だろ!なに勝手に条件追加してんだよ、」
「ああ、昨夜でちょうど一週間たっている。むろん外してやろう。でもそれだけじゃつまらない。俺がな。」
すでに一週間経っていたなんて――正直、その事実に気付いていなかった。
最初こそ不便を感じていたけれど、今は…今はむしろ、この生活がもっと続いてほしいとさえ思っていたから。



「クラウド、19時だ。19時に迎えにいく。その時に腕輪も外してやろう。」



「あの、なんで…ですか?なんで、サーが俺なんかと、」
「それを今ここで言わせるのか。野暮な子だ。」
「え、」
あ、と思ったときには遅かった。

クラウドの細腰をぐっと勢いよく引き寄せた男は、そのまま彼の唇を無遠慮に奪っていく。

俺の目の前で。あの形のいい唇の中に、舌までいれて――
「ざけんな!!」
セフィロスからクラウドを奪うように抱き寄せると、想像以上に男は簡単に手放した。




「続きは、その腕輪がとれてからだな。邪魔が入らぬところで。いろいろ教えてやる。…色々、な。」




意味深な発言と笑みをクラウドに送り、セフィロスは路を返していく。
クラウドと俺のせいで短くなったその頭髪は、かつての人間離れしたカリスマ性を少し淡いものに変えていて、どこか人間らしさを感じさせる。
それは髪型のせいだけじゃなくって、もしかすると彼の行動のせいかもしれない。
こんな、普通に恋をする男みたいに―――
口説いたり、甘やかしたり、キスをしたりするなんて、



「行かないよな?」
唐突に出た言葉は、質問というよりも断定に近い。圧力をかけるような言い方だった。
「でも……上官の命令だし。それに、腕輪を外せないのはザックスだって困るだろ?」
「別に困んねえよ。それより、すき焼きの肉があまる方が困る。」
「すき焼きは明日でもいいだろ?腕輪外れたって、同じ部屋にいるんだから…」
「おまえ、本当わかってねえのな。」

まるで相手を馬鹿にするような言い方。思った以上に冷たい声が出て、自分でも驚いた。
「セフィロスに飯おごってもらって、その後あいつが紳士に帰してくれると思ってんの?」
「……どういう意味、」
「だからさ、」
なんでこんなに鈍いんだろう。男臭さは欠片もないけれど、生物学上クラウドだっていちおう男だ。
男の理性がいかに信用できないものかなんて、知っていたっていいのに。
彼の無知さはいっそ無防備で、苛立ちさえ覚える。

「強い酒を飲まされて、わけわかんないうちにホテルに連れ込まれてさ。そんで気付いた時にはケツ掘られちゃって、ベッドの上で女みたくアンアン喘いでんの。どうせそうなるって言ってん」
「この下衆野郎!!」
思い切り平手打を食らうと、廊下を通りすがる野次馬が「ザックス君、ふられちゃったんか?!」と面白おかしく冷やかしてくる。

彼ら野次馬に、調子よく返す余裕などない。
クラウドの手を繋いでやることもなく、強引に手錠を引いて歩き出した俺に、彼は引きずられるようにして後に続く。
「は、はなせよ…!ザックス、痛い!」
手錠の鎖がクラウドの細い手首に容赦なく食い込み、きっと痕になってしまうだろう。
それは俺の腕も同じであるはずだけど、俺自身は少しの苦痛も感じなかった。
むしろその感覚はこの子に縛られているという――

この子を縛っているという、ある種の興奮に近い。

二人の部屋に戻ってきてようやく、彼を振り返って笑いかけてやる。
「ごめんな、クラウド。痛かっただろ。」
一連の暴言や暴力に、怒りというよりも不安を表情に出していたクラウドは、少しほっとしたようだった。
「…俺のほうこそ、ザックスを怒らせてごめ…」
「セフィロスが何しようとしてるか、教えてやるよ。」
「え…、ん!んんん!!!」

彼が聞き返す間もなく、テーブルに置いてあったブランデーを口に含み彼の唇を塞ぐ。
濃度の強いアルコールを無理やり流し込まれた彼は、小さく抵抗を見せたけれど。
舌で強引に押し込めばなんなくそれを飲み込んだ。続けて数口、同じようにして飲ませる。
アルコールとクラウドの唇の味、どちらに眩暈がするのかわからない。たった数口で全身に熱がこもる。

「ざ…、くす、」
まだ16歳。
ほとんど口にしたことがない酒を飲まされたクラウドは、長い口づけが終わった時にはすでに酔いが回っていた。
力なく体を預けてくるその華奢な体を抱き上げると、そのまま少しの困難もなくベッドルームへと彼を運ぶ。
ベッドに降ろして、シャツをはだけさせる――
クラウドは抵抗するどころか、蕩けるような涙目でこちらを茫然と見つめている。
彼の体を開かせることは、あまりに容易いことだった。



…それが、酷く許せない。



「セフィロスじゃなくたって、おまえを抱くのなんか簡単なんだよ。」
無知で、無防備で、貞淑な顔でありながら、簡単に男に堕ちてしまうその不貞な気質。
それを疎ましく思うのは、ただの独占欲に過ぎないのだけど。そう、後から考えればわかることだったのに――
その時の俺は、その独占欲を憎しみや怒りとはき違えて。クラウドにぶつけてしまった。

「……ザックス?」
「俺が言ったとおりだろ。強い酒飲まされて、わけわかんないうちにベッドに押し倒されてさ。」
「だって、それは……」
「そうやって簡単に、男に足を開いてる。」
「……っ!」
両の脚を割り開かれて、押し倒されている状況。それをようやく理解したのか、慌てて脚を閉じようとするけれど。
それを許してはやらない。



「セフィロスが迎えにくるまで3時間はあるけど。どうする?選択肢は二つしかない。」
俺の言う選択肢――それを誤解したらしいクラウドは、俺を気遣うように言った。
「ザックスと…すきやき、食べる。セフィロスさんには断るよ、」
「いや違うから。」
セフィロスと食事になんか行かせるわけがない。そんな選択肢など初めから存在しない。




「――ここで俺に抱かれるか、」




胸ポケットから少しさびついた鍵を取り出すと、クラウドに握らせた。
「手錠を外して、俺から逃げ出すか。」
そうなれば、腕輪にはめ込まれたマテリアは爆発する。
どれだけの威力かは定かではないけれど、きっと2人とも無事ではすまない。とくに、ソルジャーでない普通の兵士であるクラウドは。




「俺に抱かれんのが死ぬほどイヤだってんなら、逃げていいよ。一緒に死んでやるから。」




なんて卑怯な脅しだろう。
犯されるか、死ぬか――最低最悪な二択を突きつけて、それを彼に選ばせようとしている。




手錠の鍵を握りしめ、暫くの間それをじっと見つめていたクラウドは。
やがて諦めたように、全身の力を抜いてベッドへと沈んだ。
目をぎゅっと瞑り、これからされるだろう悍ましい仕打ちに耐えるというように。
「結局、そんなもんかよ。」
「…え?」
「おまえも女と変わんないじゃん。簡単にヤらせてくれんのな。」
酷い言い草だと思う。

でも、いとも簡単に他の男に唇を奪われてしまうクラウドは、きっとその体だってそうなのだろう。
清廉で、貞淑で、汚れなどいっさい知らない、簡単には触れることの出来ない聖域のように感じていたのに。
実際は、白い生き物ほど汚れやすい。無知なものほど騙しやすい。経験のないものほど欲に溺れる。
―――他の男に、寝返る。




「男の泣顔なんか萎えるだけだから。…泣くんじゃねえぞ。」




侮辱や侮蔑、そんな心ない言葉に傷つきながらも、クラウドは涙を必死でこらえていた。
それに動揺する理性も少しは残っていて、そんな酷い言葉で彼の涙を止めようとした。

クラウドが涙を堪えている理由。
慣らしもせずにあてがわれた男の凶器に、震えながらもその手錠で繋がれた手を握りしめてきたこと。
こんな無体を強いられながらも、絶対に拒絶の言葉を口にしなかったわけ。
それらがどうしてか、なんて――その時は気付いてやることが出来なくて、
独りよがりで勝手な独占欲のままに、クラウドの柔らかい肉の中へと、残酷にも侵入していった。







結局は、自信がないだけ――

自分より勝る男を前にして、
キミを繋ぎとめておける鎖がない。






次回こそ ついに書けるよ 手錠プレイ。(字余り)
(2016.05.15 C-brand/ MOCOCO)


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