C-brand

 

 


 

 

 



 

 

暴力的なカノジョ。再び!再び!

 

 

*ご注意:以前ブログで書いた「暴力的なカノジョ。再び」の続きです。

クラウド女体化(具体的な描写はありません)、そしてただの下ネタにつき、ご注意ください。

管理人の趣味に走ったいわゆる、ゴムネタ

ザックスが、いつもにも増して変態、重度のクラウド中毒です。OK?(←なわけあるか!すみませ…)

 

 

 

キミとの距離。およそ、0.1ミリメートル?

 

 

ラブソファの上。

言っておくけど、俺たちは別に争っているわけでも、喧嘩をしているわけでもない。

いちゃいちゃしているだけだから―――あしからず!

 

 

 

 

「だめだってば!赤ちゃんができちゃったら、どーすんだよバカ!

そのいやいやする仕草、ピンクに染まった頬。本当に、嫌がっているんだろうか?

抵抗ひとつ、いちいちクラウドは可愛いから、誘われているような気がしてくる。

「いいじゃん、俺とクラウドの子供だぞ?男でも女でも、すっげー可愛いはず!」

できたら、クラウドそっくりの子がいいな。ちょっとだけパパ(俺)にも似ているところもあって。

二人の愛の結晶、無理だと思っていたけど、今なら実現するかもしれない。

 

「このバカ離せ!俺は絶対に嫌だ!」

クラウドを抱えあげて、リビングからベッドに移動する。

本当はこのままソファの上で、なだれ込みたいところなんだけど、

今夜はじっくり愛してあげたい。週末だし。…と、俺の中で決定している。

寝室のベッドは新調したばかりで、柔らかさが自慢のキングサイズだ。

クラウドの体にも、負担が少ないはず。

 

「やだ!ザックス、本当に、や…」

ベッドに優しくおろして、覆いかぶさろうとしたとき、クラウドが体を丸めて拒絶する。

この嫌がりよう…もしかしなくても、本当に嫌なんじゃないだろうか。

「…クラウド、そんなに嫌?本当に嫌だったら、」

クラウドが本気で嫌がることは、絶対にできない。

この子を泣かすのは、俺にとって絶対の禁忌だ

ヤダ。

クラウドが、涙目で見上げてくる。うおっ可愛いぞ!

 

 

「…できちゃった婚なんて、嫌だ。母さんが知ったら泣く。」

 

 

――グサリ!

心臓に、刃がつきささる。萌えの刃が!

たぶんクラウドのことだ、深い意味はないんだろうけど…

『結婚』とか嬉しいこと言ってくれてる!

 

でき婚、なんて俺としてはしてやったりなところだけど(え?さいてい?)

真面目なクラウドとしては、受け入れ難いようだ。

「授かり婚、っていうんだぞ。いいじゃん順番なんて。――どのみち結婚するんだし!

そうあっさり『結婚』の言葉を口にすると、クラウドの頬がピンクに染まって、

次第には首筋まで綺麗に色づいていく。

まるで、お風呂上りみたいだ。くらっとする!

 

「ばか!結婚、なんて、そんなの…」

「え?!俺と結婚してくれないの?!」

「………俺、まだ15だし。一般兵だし。無理だろ、現実的に言って。」

それは、関係ない気がする。

年齢は、たしかに男は18才になるまで結婚できないからわかるけど、

一般兵だという事実は全く持って関係ない。

「一般兵は、関係ないだろ。」

むしろ、ごついソルジャーになるよりも、俺としては細っこい一般兵のままでいい。

水色の兵服がこんなに似合う子は、間違いなくクラウド以外にいないだろう。

来年の兵士募集のポスターは、クラウドがモデルになるという噂もある。

 

「関係ある!薄給のままじゃ、アンタのこと養えないし…

いや待て!俺がオマエを養うから、いいんだよ!

クラウドは、どこまでも天然。

気持ちは嬉しいが、男としてそれは譲れないぞ!

俺の夢は、クラウドに給料袋を渡して(あれ?銀行振込だっけ?)その中から小遣いを貰うことなんだ。

そんでその小遣いをためて、クラウドに花を買ってあげる。

両手いっぱいの、ひまわりがいいかな?

 

「とにかく、今はまだダメ!どのみち18になるまで、け、結婚なんてできないだろ!」

だめ、嫌だと拒絶するクラウドだけど。

それはつまり、3年後には、結婚してもらえるということだろうか。

「じゃあ、3年後までオマエの薬指、予約する。絶対、逃がさないからな。」

そう、誓いをたてて、クラウドの細い薬指にキスを落とす。

「あ…!」

そんな触れる程度のキスで、クラウドがふるりと震えあがるもんだから。

あまりにうぶなその反応に、眩暈すら感じる。

 

もっとクラウドの可愛い反応が見たくて。

調子に乗って、クラウドの細腰を引きあげて、向かい合った形で膝に座らせる。

そしてそのまま、唇を奪う。逃がさないように、頭部に手をまわして。

「ふ…!ん、ざっく、」

いよいよキスが深くなってきて、舌をクラウドの咥内に侵入させようとしたとき、

突然、彼が恥ずかしそうに顔をそらした。

そして、膝からおりようとするのを、優しい力で抑える。

「…キスぐらい、いいだろ?結婚はオアズケでもさ。」

 

うぶなクラウドが、いまだキスにさえも慣れないのは知っている。

何回かエッチもしたけど、キスひとつ、それどころか手を繋ぐだけでも

顔を真っ赤にして恥ずかしがるほどだ。

…だけど、舌ぐらい入れさせてほしい。

余裕がない男は格好悪いし、しつこくするのはナンセンスかもしれないけど、

それでも、クラウドを逃がすわけにはいかなかった。

キスを拒絶されるのは、エッチを拒絶されるよりも傷つくんだと、初めて知った。

 

「やましい気持ちじゃないよ。ただ、好きだから――」

 

と、かっこよく、そして紳士に口説こうとしたとき、クラウドにきっ!と睨まれた。

そんなバサバサな睫で睨まれたって、攻撃力ゼロだけど。むしろ、その上目遣いも萌える。

「やましくない?……じゃあ、なにが当たってるんだよ!

「え?!げ!!」

しまった!

気づけば、クラウドにすっかり成長した俺の息子さんを押し付ける形になっていたのだ。

 

だけど、この息子はすっかり親離れしていて、俺の意思ではもう手に負えない

放蕩息子なんだと説得しても、果たしてクラウドにわかってもらえるだろうか。(いや無理だ)

 

「…したいなら」

「え?」

 

 

 

「どうしても、したいなら。…………………………避妊、して。

 

 

 

え?

え?

えっ!

今、なんとおっしゃられた?この子は!

 

―――この子は、俺を萌え殺す気ですか!

 

 

 

 

「えっと、ゴムつければ……いいの?」

たぶん、俺は今、柄にもなく赤くなっているんだと思う。

だけど、クラウドは、もっと真っ赤だ。両腕で顔を隠してしまっているけど。

本来は真っ白な貝殻みたいな耳たぶが、綺麗な桜貝のような色になっている。

 

「ちょと待ってろ!たしか、あったはずだから!そのまま、そのまま動くなよ!」

クラウドの気が変わる前に、ゴムを探せ!!俺!

ミッションスタートだ!

 

だけど、ベッドサイドの引き出しにも、財布の中にも、見当たらない。

水やら乾パンやらが入った非常袋の中まで捜してみたけど、やっぱりない。

ある意味、これ以上にない非常事態なのに。

女の子とエッチなんて、クラウドに惚れてからずっとしてなかったし、

クラウド相手にするときはほとんど付けたことがなかったんだ。

――なんてことだ!

 

どうしよう?今からカンセルに電話して、手持ちのゴムを分けて貰うか。

でもあいつ、長いことごぶたさだからな。持ってない確率98%だ。(失礼)

 

セフィロスの部屋(ちょうど真上)のドアを叩いてみようか。

いや、あいつがそんな庶民的(?)なアイテムを持っているとは思えない。

あの英雄がドラックストアで、ゴムを購入していたら、それこそ大事件だろう。

 

じゃあ、悪友のレノに頼むか?

でもあいつ、たしか今夜は仕事入ってるって言ってたな…

ええい悩んでる時間がもったいない!

下のコンビニまで、ひとっ走りで行って来るのが無難だ!

 

「クラウド。ちょっとだけ、待ってて。コンビニでそっこー買ってくるから!」

「コンビニ、行くの?…じゃあ、俺も行く。」

「え?でも、」

クラウドの手を煩わせることじゃない、と思ったけど。

クラウドはすぐにベッドから下りて、俺の黒のパーカーを羽織る。

このパーカーはクラウドのお気に入りで、

よく近所のパン屋とかコンビニに行くときに、彼が着ていくものだ。

クラウドにとってはかなりサイズが大きく、ぶかぶかなパーカーが、余計に彼の華奢な体を引き立てている。

 

彼氏の服を着た、とびきり可愛いカノジョと(今は女の子だし)、

真夜中のコンビニデート…これって美味しい、かもしれない。

 

これ以上ないほどの恋人シチュエーション!

 

 

 

 

 


 

「いらっしゃいませ〜」

自動ドアが開いた瞬間、やる気のなさそうな店員の声が、聞こえてきた。

夜中のコンビニは、客数も皆無に等しいし、だらけるのもわかる。

店員に歓迎されてなかろうと、今の俺は有頂天。笑顔で入店!

俺はクラウドの手をひいて(ちょっと嫌がられたけど、プリン買ってやると言ったら大人しくなった)、

二人、がらんとした店内をゆっくりと歩く。

 

例のブツは、入ってすぐ右側、雑誌売り場の前にある。

どこのコンビニだって、配置は似たようなものだ。案の定、すぐに目的のものが眼に入った。

別に、ゴムを買うのに恥じらいなんてない。そんなガキじゃないし。

買い物かごにゴム(神羅製)を一箱、躊躇なく投げ入れた。念のため、もう一箱追加。

がっついてるって、思われたかな?

文句を言うだろうかと、クラウドの方を気にすると。どうやらクラウドはそれよりも、

俺が迷いなく商品を選んだのが不思議なようで、俺の手をひっぱって聞いてくる。

 

「なんで、青いやつなの?…他にもいっぱいあるのに。」

いろんな色のそれが陳列している中、なぜ一番、値が張るそれを選んだのか。

答えは、簡単だ。

神羅の技術を集結したその製品が、業界一の薄さだから。

その薄さ、およそ0.1ミリ。

…そんなことを、コンビニでする話でもないので、クラウドをデザート売り場に誘って誤魔化した。

 

「このとろけるプリンと、あとキャラメル味のやつ。…あと、こっちのクリームのも、いい?」

クラウドがコンビニについて来ると言い出したのは、どうやらプリンが目的だったようだ。

いくつも強請っては、カゴに入れる。相変わらず、お菓子の国の妖精だ。(真顔)

わがまま王子さまのくせに、勝手にカゴに入れずに、俺に聞いてくるのがまた可愛い。

駄目だなんて、いうわけがないのに。

この棚にあるプリンを全て買ってあげたっていい。

食べ終わる前に賞味期限が切れそうだから、そんなことはしないけど。

 

 

 

 

ミネラルウォーターやビールも買って、レジにカゴを出したとき。

クラウドは恥ずかしがって、外で待つと言い出すかと思っていたのに、

どういうわけか一緒にレジに並んでくれる。

カゴいっぱいに入ったプリンを気にして、気遣ってくれているらしい。

顔を染めちゃって、恥ずかしいくせに。あー可愛いやつ!

店員の兄ちゃんからしたら、俺たちはすっげえ、羨ましく見えるんだろうな。

夜、手を繋いでゴムを買うなんて!

まさかクラウドと、そんなラブラブランデブーな時間を過ごせる日がくるなんて。

これからの時間は、きっともっとラブラブだけどね!

夜は長い――想像するだけで、顔がにやける。

たぶん比喩じゃなくて、鼻の下がのびてる気がする。

 

「いらっしゃいませ〜、だぞと。」

店員の兄ちゃんの、気だるそうな声。

その嫌な喋り方を耳にしたとき、嫌な予感がした。

――いや、それは予感なんかじゃなくって。

「レノ!てめ、なにこんなとこで、バイトしてやがる!」

コンビニの店員は、縞々のポロシャツ姿が不気味なほどに似合う、赤毛の男。

そういえば、副社長の気まぐれで(何でもサディスティックな趣向がある男なんだとか)、

タークスのボーナスが、全部カットされたって聞いた。

まさかのまさか…こんなところで、こづかい稼ぎ?!

 

「げ!ザックス!てめえこそ、なに可愛い子連れて、鼻の下のばしてんだよ!紹介しろよと!」

慌てて伸びた鼻の下を引き上げて(気分)、クラウドを隠すように、立ちはだかる。

「するか!クラウドは俺のだ!」

俺とレノの、女の趣味は似ている。クラウドなんか、まさにストライクゾーンなはず。

この子をレノの目に入れるのは、ハイリスクノーリターンだ。

 

「ずるいんだぞと!だいたいお前はなあ、合コンでもいつも、俺が狙った子をお持ち帰りしやがって、

美味しいとこどりなんだぞと!」

「ちょ、クラウドの前で、昔の話はすんな!」

「うるせえ、オマエに食わせるゴムはねえ!

それを言うなら、タン麺だろ!

くだらない言い争いをする、俺とレノの間に、クラウドがおろおろしながら入ってくる。

 

「あ、の…違うんです。プリンも、その…は、箱も、俺が買うんです。」

「え????」

「お仕事、邪魔してごめんなさい…レノ、さん?」

俺の背後から、ひょこりと顔を出すクラウド。

そうして頬を赤く染めて、そんないじらしいことを言うクラウドに――レノは、もっと赤面した。

これは…間違いなく、堕ちたな。クラウド、オマエは罪深すぎる。

 

クラウドは、本当に自分の財布を取り出して、会計を払おうとする。

「クラ!俺が払うから。いいって」

「俺が払う。ほとんど俺のものばっかだし」

「だめ!これは俺が出すの!」

クラウドのプリンを買うのは、俺の至福だ。

ゴムを買うのだって、俺の都合(っていうか性欲)のせいなんだし。

金額の問題じゃなくて、クラウドに払わせたくない。

二人で言い争っていると、レノが大きくため息をつく。

「あてられた気分だぞと。いいよ――俺のおごりだぞと。

 

……かっこいいセリフのようだけど、そうでもない

ゴムを奢ってもらうのって、どうなのよ。

 

「そのかわり、クラウド。」

「は、はい!」

「ザックスに飽きたら、俺のところにメールしてくれよと。」

冗談かと思いきや。

レシートの裏に、マジでメアドをさらさらと書いて、クラウドに渡している。

 

後で不幸のメールでも送ってやろうか!レノめ!

 

 

 

 

 

 

他の男なんか入りこめないぐらい。

ぴったり、キミとくっついていたいよ。

…手を繋ぐだけじゃ、もう足りないんだ。

 

本当は、0.1oの厚さだって、もどかしい。

余裕のない男で、ごめん。

 

 

 

 

 

 

 

NOVEL top

C-brandMOCOCO (2010524

どうしても、今日更新したかったんです…

やっつけですみません。下ネタですみません。

日夏さま!お誕生日おめでとうございます!(*´∀`*)

 

 

 

 


 

 

inserted by FC2 system