C-brand

 

 


 

 

 



 

暴力的なカノジョ。

 

※ご注意:成人向けの表現・無理やりな性的描写有り。かなり露骨です。18歳以上の方の閲覧推奨。

 

 

 ―――もう、親友なんかじゃない。

 

 

クラウドの寝室の扉を開ける。

クラウドは、ベッドの中に入っている。

俺が入ってくる物音に気づいたのか、毛布から少し顔を出す。

「ザックス…?」

俺はクラウドに覆いかぶさる。

「なに?…ふざけてんの?」

クラウドはいつもの冗談だと思ったのか、さして抵抗もしない。

だが俺がクラウドの服を脱がし始めたのを見て、さすがにおかしいと感じたらしい。

 

「ザックス!悪ふざけもいいかげんに…!」

そう言って、いつもの拳が飛んでくる。だが。

そのクラウドの腕をいとも簡単に押さえつけて、自由を奪う。

ソルジャーの俺が本気になれば、クラウドの攻撃なんて赤ん坊のようなものだ。

今まで無抵抗に殴られたのは、ただ彼が愛しかったからだ。

そのクラウドの照れ隠しが、たまらなく嬉しかったから。

今まで、どれだけ自分が加減されてきたか、気付いた?

…どれだけ甘やかされてきたか。

 

別に乱暴にしたいわけじゃないのに、心拍数があがって、手先がどうしても焦る。

丁寧にボタンをはずす余裕もなくて、クラウドの服を引きちぎるように脱がす。

シャツのボタンが飛んで、クラウドの綺麗な肌が現れる。

ベッドサイドのランプに照らされて、少し赤みを帯びてみえる肌がひどく扇情的だ。

「やだ!ザックス!何考えて…!」

「何、考えてると思う?」

そう言って首筋に吸い付く。クラウドの肌はあまりにすべすべで、全身を嘗め回したくなるほど。

さすがにそんなことをしたら、変態もいいところだろうか。

そのまま舌をはわせ、胸までおりる。

 

クラウドの白くて形のいい胸。特別大きいわけじゃないけど、気持ちいいほど柔らかい。

ほとんど無意識に、優しく揉みながら吸い上げる。

舌で先端を弄んでやると、彼の抑え切れない淫声がもれる。

「やっやあ…お願い、やめ…」

「すっかり女の子だな。感じるの?」

「いやだあ!こんなのやだ…!」

クラウドは涙をためて抵抗する。

そのイヤイヤする顔と、俺の舌で濡れた乳首が、どうしようもなくエロい。

拒絶もおかまいなしに、手を下にすべらせ、彼の短パンと下着を一緒に脱がす。

「いや!!」

わかっていたことだが、クラウドの下半身に男性器はなく――女の子のそれだ。

腕にシャツが気持ちつっかかった程度の、ほとんど全裸に近い体。

その女の体を目の辺りにして。少しも違和感のないクラウドがすごいと思った。

 

「ザックス、やだよ!なんでこんなことするの?!」

「なんでって、わからない?セフィロスにやられる前に、俺がやる。」

そう言って、彼のあそこに顔を埋める。舌を入れて舐める。

「やあ!そんなとこ、舐めちゃやだあ!」

クラウドは俺の頭を放そうと必死だ。

でも髪をひっぱらずに頭を押しのけようとするのが、優しいななどと思う。

「汚い、汚いから…っ!!お願い放して!」

何それ、煽ってるの?

「汚くなんかねえよ。すっげえうまい。」

そして舌を巧みに動かしてやる。

「きゃあああ!」

 

今まで女の子とたくさんのセックスをしてきたけど、こんな一生懸命、前戯に励んだことはない。

クラウドの足を無理やり開脚させ、あそこを丁寧に舐め上げる。

…一度見たことあったけど。本当に綺麗な色だ。

考えてみれば、クラウドは処女になるわけで、しかも自慰もしたことがないだろう。

少なくとも、女の子になってからはない。

そう考えると、可哀想な気持ちと、同時にクラウドを汚せることへの興奮が走る。

今まで、処女の子とセックスをした経験はない。むしろ面倒なので意図的に避けてきた。

処女の子は行為自体も面倒だし、何より重くて億劫だった。

でも、今クラウドを前にして。

他の男より先に挿れられることに、すさまじい優越感を感じる。

 

クラウドのあそこを指で広げ、中を覗くようにすると、羞恥でクラウドが叫ぶ。

「いや!見ないで!!」

「そう言われると、見たくなる。」

クラウドのあそこは、今の前戯のおかげか、かなり濡れていた。

感じてくれたのかと思うと、嬉しい。今度は中指を入れてやる。

「ひゃあ!」

少し動かすと痛みを感じるのか、苦しそうな声が聞こえる。

「あ…お願…もう、やめ…」

さすがに可哀想になって、体制を変えてクラウドに覆いかぶさるようにする。

そして深く口付ける。

 

初めての、クラウドとのキス。

今までほっぺにキス、ぐらいしかなかったというのに。それもすぐに殴られた。

それがいきなりこんな濃厚のキス、クラウドはどうしたらいいかわからず目を瞑って耐えている。

…やばいおいしい。クラウドの口内はとても甘い。

いつも思っていたけど、何でクラウドの吐息は花のような甘い香りがするんだろう。

それに夢中になって、何度も何度も舌をいれて歯茎をなぞるように味わった。

クラウドの唾液もなめとるように、舌を絡ませる。そしてその舌を吸い上げる。

「は…くるし、い…」

クラウドの漏れる声をお構いなしにキスを続け、同時に彼のあそこに指をいれる。

そして今度は、指を2本使って、弄ぶ。

「ふぁ、や、やめ、は…」

キスはやめない。指の動きも止めない。

クラウドのあそこからは蜜が溢れ、かなり感じてくれているのがわかった。

 

「もう、我慢できねえ。」

前をくつろげ、クラウドの脚の間に強引に入り、片足を抱える。

そして信じられないほど興奮して膨張した自身をあてがい、少しずつ膣内に入る。

「やあああ!無理、入らないよ!!」

指でさえ無理があったのに、その何倍もある必要以上にでかくなったものが入ってきて、彼は恐怖に慄く。

「男と女なんだから入るって。」

そういう風にできているんだから。

 

だけどクラウドの中はかなり狭く、中々挿入が思うようにいかない。

ちょっと先を挿れただけで、クラウドは痛みに泣き叫び、途中で引っかかったように進まない。

――さすが処女、かなりきつい。

俺でさえも、本当にこんな小さな穴に入るのかと心配になるほど。

クラウドの入口が並大抵でなく狭いのか、俺自身がバカみたいに育っているからかわからないけど。

それでも、最後までクラウドの中にどうしたって収めたい。

「力抜いて。」

「や、あ、むり…むり…!お願い、抜いて…!」

クラウドは涙で顔を濡らし、力なく拒絶する。

その姿は、まるで誘っているような色香すら感じて。

今すぐ無理にでも突っ込みたい欲望を、ぎりぎりのところで耐える。

 

むしゃぶるように、また深く口づける。

なるべく痛みから気をそらせられるように、深く、深く。

…キスが、好きなのだろうか?彼は彷彿とした表情になる。

体の力が少し抜けたのがわかって、その隙に、思い切り奥まで挿し込んだ。

「はあ!!」

 

クラウドは喉をひきつらせ、小さく震えている。

「全部入ったよ。これから良くなるから、そんな顔すんな…。」

クラウドは悲痛に顔を歪ませ、絶望した顔をしていた。

それにより興奮している俺は、どこまで最低なんだ。

男同士の行為は、快感があるか知らない。

でも男女のセックスならば、間違いなく気持ちいい。

…だから、どこかで踏み込めた気がする。

クラウドをただ泣かしたいわけじゃない、俺を感じて欲しいから。

 

少しずつ腰を揺らす。

処女の子としたことはないが、女の子相手なら幾度となくしてきた行為だ。

自信もある。

「あ、あ、はあん…!」

最初は苦痛に顔を歪ませていたクラウドが、甘い声をあげる。

…気持ちいいんだ?もっと感じてほしい。

クラウドはもはや抵抗を諦めたのか、ただ俺に揺さぶられている。

「クラウド、もう痛くない?」

「や、ざっく、こんな、こんなの…やあ…!」

嫌なのに感じてしまうのか、クラウドは頬を染め上げて可愛く鳴く。

 

行為に自信がある。だがクラウド相手だと、そうもいかなくなった。

クラウドの中はその締付けが絶妙で、自身を包み込む凹凸がたまらなく気持ちいい。

こんな名器、今まであったことがない。

今にももっていかれそうだ。

クラウドを突き上げると、その綺麗な顔が快感に歪む。それがたまらなく興奮する。

 

「明日、どうしてもセフィロスのとこに、行くっていうなら…!」

律動を止めずに、話しかける。

「俺のこと考えて、セックスしろよ……!」

「は、はあん!いやだ、もう、やめ…!おかしくなっちゃ…!」

本当は、誰にも渡したくない。

自分だけを、見ていてほしい。

ずっとそう思っていた。

 

「クラウド、もう無理!中に、出すぞ…!」

「え?!やだ!やだ!それだけはやめて!!」

クラウドは後ろに逃げようとする。

この状況、逃げられると思ってるのか?

あまりに必死で暴れだすもんだから、強く腰をつかむ。

「お願い、ザックス!ほんとに中はやだ!!やだあ!!」

「どうしても、オマエの中に出したい。…責任、とるから…!」

 

今、クラウドは女の子で、もしかして妊娠させてしまうのかもしれない。

それを、クラウドも恐怖しているのか。

そうだとしても、どうしてもクラウドの中を汚したい。

――むしろ。孕ませてしまえたらどんなに幸せだろう、などと鬼畜なことを考えている。

だってもし妊娠してくれたら、一生俺のものになるかもしれない。

こんな独占欲、今まで知らない。

クラウドへの愛しさとたまらない射精感を感じて、力いっぱい腰を打ち付けてやる。

「本当に、責任とる…!とるから!出すぞ!!!」

「いやああああああ!!!」

クラウドの奥深くを突き挿し、勢いよく欲を吐き出した。

 

「あ、あ、あ、」

「はあ、はあ……すげ、出る…」

クラウドの中で、長い射精が続く。絞り出すように、軽く自身を揺らしてから抜き取る。

自分の出したものが、クラウドの細くて白い脚を伝う。

それを目で追って、奇妙な幸福感を感じる自分がいた。

クラウドを、ついに汚した。

ずっと前から、こうしたかった。

クラウドは放心していて、目を見開いている。

このどうしようもない快感の余韻に浸っていると、クラウドの震える声が聞こえてきた。

――泣いているのだ。

 

いささか冷静になった頭で、クラウドの髪を撫でてやる。

するとそれを払いのけられる。

「………ごめんな、クラウド。怒ってる、よな?」

当然だ。いきなりトモダチにレイプされたのだから。

急に彼が可哀想になって、息が詰まる。

クラウドからは涙が止まらない。嗚咽すらあげている。

「ひどい、ザク…ひどい…」

「うん、最低だ…俺…」

 

「…女になったからって……こんなことする、なんて、」

――違う。

「そうじゃない、そうじゃないよ…。俺は女の子だからこんなことしたんじゃ…」

ただクラウドが好きだから。

彼を誰にも渡したくなくて。

 

 

 

「……もう、ザックスなんか信じない。」

そのクラウドの一言で。自分で放棄した親友≠フ関係が、確実に壊れる音がした。

 

 

 

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C-brandMOCOCO (2009.1.30)

 

 

 

 


 

 

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